ナレーター 東京を考える

つまり、荷役・保管・包装などを考えるようになった。 とくにこの時代の企業は、輸送・荷役・保管・包装などを個別に合理化することに取り組んだ。
この時代は、輸送・荷役・保管・包装など個々に合理化することから、それらをトータルに合理化・効率化を進めるようになる。 おおよそこの時期に、「物的流通」という言葉がちぢめられて物流へと変わったように思われる。
昭和48年のオイル・ショック以降の低経済成長時代に入り、販売競争が激化した結果、商品の差別化だけでなく、物流の差別化も進められた。 この時代は物流を販売競争の一手段として使った時代で、つまり物流を販売戦略の一環と位置づけた。

この時代は物流のコンセプトが効率概念(コスト概念)から効果概念(バリュー概念)へと移った。 この時代は物流を生産・販売の要望を充足するだけでなく、生産・販売を統合する機能で、「物の動き」の範囲をさらに広く考え、「物の動き」を統合的にとらえるようになる。
物流を経営戦略の一環として位置づけている。 以上、わが国の企業の物流活動の歩みを見てきましたが、これらからわが国の物流は領域や機能の拡大と概念の変化の歴史であったといえましょう。
これらを踏まえて物流とロジスティクスの違いについて、領域・目的・機能・コンセプトそれぞれの切り口から見てみます。 物流は販売物流を主な領域とし、他に原材料や資材などの受け入れ・保管や生産された製品の受け入れ・保管や物流センター、工場への輸送など社内物流を含んでいるといえます。
「物の流れ」ととらえて物流にはもともと調達物流や静脈物流を含んでいたという意見がありますが、わが国の企業では物流には原材料や資材の輸送など調達物流は含んでいなかったと考えられます。 なぜならわが国では原材料、資材の納入はサプライヤーが行っていること、また、商品の納入はメーカーや卸が行っていることから、それは相手の販売物流と考えていたからです。
メーカーや卸は調達物流をほとんど視野に入れていなかった。 一方、ロジスティクスは、「物の動き」を調達から最終顧客まで統合的に管理することから、販売物流、社内物流に調達物流、静脈物流が加わったものといえます。
したがって、ロジスティクスの領域は調達物流、社内物流、販売物流、静脈物流からなっているといえるでしょう。 物流の目的は、顧客に対してよりよい物流サービスをより安い物流コストで提供することにあります。
その具体的な目的をあげると、顧客に商品を適切な納期で正確に届けること。 回顧客の注文に対して商品の品切れをできる限り少なくすること。

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